木村剛さんや池田信夫先生が、派遣村が日比谷公園にテントを張ったことに政治性を感じ取ったことは正当ですが、それをネガティブにみることは妥当ではないでしょう。そこに集まった意図が年末年始を過ごすというだけが問題ならばテントは水元公園に張っても良かったのでしょうが、企業が派遣労働者を簡単に切り捨て政府もこれを見捨てる政策に変更を迫るためには水元公園では不十分であって、マスメディアの目に触れやすい地を選ぶ必要があったわけです。それは、そこに集まった500人のためだけでなく、その背景にいる数万人、数十万人の失業者並びに非正規雇用労働者のための選択だったと思われます。
日本では、経済的弱者が連帯してその欲する政策の実現を求めて政治的に振る舞うことを「左翼的」といって嫌う風潮がいつしかはびこってしまったようです。その結果として、日本はアメリカと並んで貧困率の高い国となり、かつ、若年層への救貧策の乏しい国となり、内需の伸びない国となり、階層が固定した国となっていったわけです。1998年の失業者反乱、2006年のCPE反乱は「都心の公園にテントを張って年末年始を過ごす」なんておとなしいものではありませんでしたがフランス市民の多くはこれに賛意を示し、これにより反乱者の欲する政策がある程度実現したわけです。「都心の公園にテ
